岡山で起こった小学5年の女児誘拐・監禁事件。女児が無事に保護され,関係者ばかりか日本全国が安堵した。だが犯人の特定に至ったのはいくつもの幸運が重なった結果であり,でなければ,新潟の9年にわたる女児監禁事件(発見されたとき女児は19才になっていた)と同じ事態になっていたかもしれぬと思うと,背筋の凍るものがある。
40代の犯人はアニメに嵌まり,好みの美少女を攫ってきて自分好みの女に仕立て上げようとしたのだという。前もって1000万円をかけて自らの一軒家を改造し,女児を監禁すべく窓のない,防音付きの小部屋を作り,部屋の外から鍵をかけれるようにして,逃げられないにしていた。女児の携帯電話は捨てていたし,囚われの身にはまさに絶望的状況であった。本当に怖いことである。
だんだんと変な事件が増えているような気がする。民間のマレーシア航空機が親ロシア派勢力(というよりロシア軍そのものかもしれない。)に爆撃されて緊迫の度を増すウクライナ情勢など,テレビをつけると嫌になることばかりだよねと周りで言い合っている。
嫌になるよねと言えば,密かに応援していた大砂嵐が,とくに今場所,相手の顔面を肘で激しくつくといった(かち上げとも呼べない危険なプロレス技であろう)反則まがいの行為を繰り返しているが,親方も協会も注意をしないのはいかがなものかと思っている。彼がこれを封じて正々堂々と戦ったのは対白鵬戦のみだが,この白鵬もこのところ顕著に荒れた相撲を取っていて,対戦相手に対する非礼その他目に余るものがあるが,協会が注意をしたとは聞かない。強いものには巻かれろ,ではせっかく人気を取り戻した相撲も多くのファンを失っていくであろう。
梅雨が明けて一挙に暑くなった。早いもので当事務所も10年になる。おかげさまであり,ありがたいことだと思う。これからも健康に気をつけて,やっていきたいと改めて思う。