箱根に続いて、屋久島で噴火。幸い死傷者はなかったようだが、避難を余儀なくされた方々は気の毒だ。自然には勝てない。そして、いつどこで何が起きるか、誰にも分からない。東京では5月25日午後2時半頃地震があり(事務所のエレベーターが停止)、そして5日後の30日午後8時半頃、自宅パソコンで調べ物をしていたとき、地震が来た。横に大きく揺れる。長い。壁一面に作り付けた本箱が倒壊、大量の本が床に散乱した。
3.11時、明け方にようやく自宅に辿り着いた時と同じ光景である。以来補強をしたのだが、功を奏さなかったことになる。うーん。また同じように作り付け、また同じようにカテゴリー別に収納しても、どうせいずれまた地震が来たら倒壊する。この本箱はもうお払い箱にしよう。そしてがっしりした本箱を買おう。そうだ、せっかくだからこの際、要らない本を思い切って捨てよう。昨今アメリカでも近藤さん式整理方法(ときめくものだけを残そう)が大流行で、kondohが普通名詞になっているという。
翌朝早くから早速取りかかった。ときめく本というより、役に立つ本、再読したい本という基準で選ぶと、そうではない本がずいぶんあることが分かる。残るのは世界・日本の古典文学(夏目漱石らを含む)、世界・日本の歴史、宗教・哲学、心理学・精神医学関係である。またたくまにゴミの山が出来上がる。法律関係は立派な本箱に入れてあるので、この際ついでにこちらも整理しようと思い立つ。法律はずいぶん改正されていて、大体がもう使えない本が多いのに、これで昔よく勉強をしたよねというただ「思い出」に取っているものが多いのだ。棚なども活用できるから収納は出来る。そしてもし、新しい本箱を買わずに済ませられたら、どんなにか光景もすっきりするだろう。
心配だったので、今朝早めに事務所に来たら、4年前とは違い、本箱の上の物が落ちることもなく、机の抽出が少し開いていただけだった。エレベーターも動いていた。自宅エレベーターは数時間も停止したらしく、高層階だけに、外出していたら大変なことであった。感謝。本箱や本の片付けで腕が痛くなり、メールを打たないでいたら、受信もないことに気がついた。この際メールチャットもやめることにする。