参院議員時代に立ち上げたホームページ。まめに更新していました。
頻繁にアクセスしてくださった皆様方、ありがとうございました。
ご存じのように昨年7月、選挙には臨まずに引退、すぐに弁護士業に転じました。
多くの方々にホームページのことを聞かれました。私自身もずっと気になりながら、毎日のことに取り紛れ、というよりは弁護士のホームページは一体どういう体裁にすればいいのか分からず、年を越してしまいました。
それが今年になって突然、閃いたのです。
幸い発表の場を公に与えられているのですから、それを載せればいいのだと。
執筆したものがとりもなおさず、私が今考えていることなのです。
弁護士のホームページとして堅苦しく考える必要はなく、国会議員を経た佐々木知子の意見発信の場と考えればいいのだと。
なぜ一期で辞めたのか、とよく聞かれます。
私にはもともと政治志望がなく、ただ現職検事の時に声がかかったのがきっかけでした。
当時参院比例区は順位拘束名簿式。私は総理枠で11位につけてもらいました。
検事辞職後すぐの転職でもあり、選挙運動も後援会活動も一切していません。
その後選挙制度が変わり、個人の名前を書いてもらわないと当選できない、元の全国区に近い制度となりました。それが私の場合ちょうど、老化を意識し始めた時期に重なりました。遅まきながら、生が有限であることを実感したのです。残りの人生、私は一体何をしたいのか。もう一期やれば、50代半ばになります。それから新しいことをやるには、頭はともかく、体がついていかないと実感できたのです。
50歳を目前に後半生がスタートしました。
具体的な事件を扱いながら、私は根っからの法律家だと改めて思っています。
とてもやり甲斐のある毎日です。どうしても数の一つになってしまいがちな政治家と比べ、狭い分野なれども、法律家は自分で決め、結論に持っていくことができるのです。
弁護士業に軸足を置きながら、後半生は様々なことをしていこうと思っています。
私を必要としてくださる方々のお役に立つことで、人生を充実させていきたい。
そのためにはまずは自らが輝くこと。趣味のピアノをまた再び一生懸命に練習し始めたのもその一環なのです。
ちょうどいい時期に人生を折り返すことができました。
支えて下さった多くの方々に心から感謝を捧げたいと思っています。