2011年スタート

 御存じのように、昨年末にホームページの装丁を新しくした。友人の伝で、美術に造詣の深いまだ20代の方に頼んだのだが、ついでにブログに変更すれば更新が簡単と言われ、思い切って、切り替えた。以来、今日が初めてのブログ更新となる。機械オンチなので、ちょっとどきどきする(笑)。でもなんでも、習うより馴れろ。こわごわでもとにかくやってみるに越したことはない。

 弁護士になった6年前、装丁を新しくし、以来あまり更新もしていないと思いこんでいたのだが、その方いわく「6年は長いですね。普通は1年か2年」。勢いこんで始めてもなかなか続かないそうである。私の場合は細々とであっても続けていたのが良かったのかもしれない。純粋に意見発信の場なのだが、昨今は営業用にホームページを立ち上げている弁護士も結構いて、私方にも電話がかかってくることもある。そういう場合は申し訳ないのだが、丁寧にお断りしている。事務所を大きくしたいという欲求があれば、もちろんお受けするのだが、企業家型か職人型かといえば断然後者である私は、自分の手に負える範囲で案件を丁寧に一つ一つこなしていきたいからだ。飲食店をやるとしたら一つの店をじっくりと守っていくタイプ。客としても、職人の店を選んで、行っている。

 さて年末年始。久しぶりに実家(尾道)で、のんびりしていた。大雪との予報は嬉しくも外れ、しかし裏の山陰地方は記録的大雪であった。珍しく、紅白歌合戦を最初から最後まで見たら、日ごろ芸能番組を見ないので、知らない歌手だらけであった。嵐もAKB48も初めて見た。意味不明瞭の歌詞なり歌唱法が多いと実感。オペラやミュージカルで接する歌とはまったくの別物であり、発声の基本がなっていない人が多いのだとよく分かる。ひとり芸能界だけではなく、見渡せば世の中全体が軽薄短小になっている感がある。

?? じっくりとか、しんみりとかいう言葉は今の人たちには体感されないのではないか。手紙はメールになり、会って話をするより携帯電話でどこから誰にでも手軽にかけられる世の中なのだから。昔は良かった、と言ってみても今さら仕方がないのだが、ついそう思ってしまう。変化が激しすぎて、ついていけない人も多いはずだ。便利になった分時間的な余裕が出来てゆとりが出来ているはずなのに、実際は忙しくなるばかりで、追い立てられている感じがつきまとう。これは幸福感とは程遠い。進化とか発展というのは何のためにそうするかではなく、自己目的化してしまうのかもしれない。DVDで話題の「アバター」を観たが、3Dの映画なんて要らないよねえと思う私は、きっともう古い時代の人間なのだろうなと思う。古き良き時代を知っている分、幸せなのだと思うけれど。

 正月明けて4日午後から仕事をして、昨日7日(金)は甚だ忙しかった。理由は簡単。今日から3連休で月曜が休みの分を金曜にやらざるをえなかった故である。おまけに私の場合は6日(木)が大学なので、二重のしわ寄せだ。ハッピーマンデー効果など実際あるのだろうか。週の真ん中に休みがあるほうが一息出来てよほど嬉しい。今日がなんの祝日かもまるで分らなくなったし、大学も月曜講義の授業は土曜にやらないといけなくて、大変である。

 3連休もほぼ出勤することになりそうだ。仕事も含めていろいろとやることがあり。いろいろと思うことがあるのだが、なにせ初めてのブログなので、今日はこのくらいで。初めてブログが無事に(?)書けて、とても嬉しい。

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