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『執行猶予中の妹が、再び万引を犯してしまいました…』
カテゴリー: 執筆
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懐かしい再会あり;阿武町事件について思うこと
今日は千秋楽、朝から事務所に出ている(先週も出た)。昨日出るつもりだったが、雨が降りそうな天気だったので止めた。週末、例えば正味2時間しかやらないとしても、月曜以降がうんと楽になる。今週は月?金と毎日、外に出る用がある(木曜はいつもながらの大学だが)。
長崎の知人が上京するので食事をしようとのこと。先週末に会ったが、数年ぶりはたしかなのに(もしかしたら10年?)、びっくりするほど変わっていなかった。もう80才近いはずだが、ロマンスグレーは減らず、太りもせず、ダンディなまま。大きな会社を経営する地元の名士だが(社長職は次男に譲っている。長男は県会議員)、趣味が広く、心も広く、奥様も大変素敵な方である。だいぶ前になるが長崎によばれ、雲仙はじめあちこちご夫妻に案内して頂き、広いご自宅にも招かれ、奥様の手料理をご馳走になった。自家製からすみは絶品(台湾の総統府で頂いたものよりさらに美味しかった)。国会議員時代からの交遊だからもう四半世紀になる。本当に有り難いことである。
知らなかったが、長崎のじゃが芋生産高は全国2位とのこと(北海道が80%だから、4%でも2位になるのである)。それが10キロも届いた!メークインの新じゃがで、あちこちにお裾分けし、私もほぼ毎日のように頂いている。続いて古酒一升瓶も送られてきた。昨日は新潟の知人が地元産赤ワインを送って下さったし(ちょっとした相談のお礼だが、本場ワインと全く変わらない味でびっくりした)、他に頂き物もあるし、自分で買ったのもあるし、なんだか急にアルコールだらけになっている(笑)。コロナ前ならば人を招いてすぐに消費したが、今はそれがないので、美味しい肴を当てに家で味わいながら飲んでいる。相撲あり野球あり…なんと幸せなことだろうと思う。ただ、来月早々健康診断が入っているので、飲み過ぎには気をつけよう。
さて、このところ世間を騒がせている山口県阿武町。新型コロナ給付金10万円を住民税非課税所帯463軒に振り込むべき計4630万円(原資は国)を、1人の男(すでに名前は公にされている)に全額振り込むという、町役場の恐ろしい失態が事件の発端である。誤振込の完了後は銀行が組戻しをするのだが、これには入金された側の同意が要る。役場がその旨頼みに行ったら、最初は銀行まで同行しようとしたが、途中で気が変わり、そしてそのあと何回にも分けて別口座に振り込んだ後、ネットカジノなどに費消し、残金僅かに6万円だという!! 役場は不当利得返還請求の民事訴訟を起こし(弁護士に頼むので弁護士費用も要る)、警察に被害届を出して、男は先日、電子計算機使用詐欺罪(刑法246条の2)で逮捕された。
民事訴訟で勝訴するのは簡単だが、金はすでにないし、男には不動産はじめ一切の財産がないのだから、執行できない。無い袖は振れない、使った者勝ちである。犯罪については、ATMで現金を下ろせば窃盗罪(235条)、窓口で引き出せば詐欺罪(246条)だが、ネットバンキングなりスマホを利用して振り替えたり他に振り込んだりしたのでは、昭和62年に新設された上記犯罪になる。刑罰はすべて懲役10年以下と同じであり、窃盗や詐欺など従来の犯罪が不成立の場合にその新しい犯罪の適用が考えられることになる。
男は弁済できないので(する気がないので、短期間に使い果たしたようだが、あるいは巧妙に隠していることも考えられる)実刑になるのは間違いなく、3?4年刑務所に行くのではないか?普通であればそんなことにはなりたくないから、最初から使わず(渋々であっても)返金に応じるが、失うものは何もない、前科上等、その間刑務所で飯も住居費も無料、出所時は作業賞与金も貰えるとなれば別に構わないのだろう。よりによってよくまあ、そういう所に誤送金したものである。
そもそもあとの所帯への振込みはどうなるのだと思っていたら、ネット情報によると、すでに全部の所帯に振込済みなのだという!? であればそのうえなぜに、うち1人の男にまたまた、今度は全額分を振り込むという誤手配がされたのだろうか? 起案者もいるし決裁者もいる。もちろん半端ない大金だし、町の財政にそんな金があるはずもない(お金があればいいという問題ではもちろんないが)。とにかく前代未聞のこの事件の真実が知りたい。公金に対してそんな無責任なことをした人たちは町長以下、責任を免れることはできず、町に対して連帯して損害賠償をしなければならないはずである。
男は、町が悪いと言っていたそうだが、だからといってそれを勝手に使っていいという理由にはならない。であるのに、男はむしろ被害者だ、自分が弁護をするのであればその点を訴えたいと発言している弁護士がいて、バランス感覚がないなあと思う。ギャンブル癖のある人の目前に金を置いたという意味でも犯行を誘発した役所に落ち度があるのはもちろんだが、今はネットバンキングが増えているので誤送金は起こりやすくなっている。着金前ならば取り消せるが着金後は組戻しの手続きがいる。その間に(自分には正当な権利がないと知りながら)使い込んだならばそれは犯罪だし、民事的には不当利得である。刑法の生きた教材にはなったけれど、二度と起こらないよう、公務員は公務に携わる意識をきちんと持ってもらいたいと思う。
カテゴリー: 最近思うこと
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ウクライナ戦争に改めて思うこと
大型連休が終わった。私は4月29日事務所に出た後、5月1?5日尾道に帰省し、6日から通常勤務である。気温の変動が激しくて要注意だが、依然マスクをし、手洗い・嗽を励行しているせいか、至って体調は良い。何より睡眠不足がいけないので、夜は(何かしたいことがあっても)早めに寝て早く起きる生活習慣に変えたのが良いのだと思っている。
さて、ウクライナでは依然戦争が続き、民間人の惨殺など悲惨な現状が日々伝えられるが、停戦ないし終戦の当てはいっこうに見えない。有識者の話を聞き、本や記事を読むが、中で、思想家内田樹氏(現神戸女学院名誉教授)の話(月刊日本2022年5月号)がいつもながら洞察力に満ち、非常に参考になった。いわく、S.ハンチントンの『文明の衝突』(1966年)ではいずれ世界は7?8つの文明圏に分割されるとの見通しだったが、ウクライナ戦争は「ウクライナはロシア帝国の属領であるべきか、単立の国民国家であるべきか」という本質的な問いを巡るものである。旧ソ連圏を再び支配下に置くことで帝国を再編しようというプーチン対死を賭して単立の国民国家であることを選ぶウクライナ国民の正面衝突である。
前近代の世界では帝国が基本的な政治単位だったが、ヨーロッパでは1648年のウェストファリア条約から「国民国家」という新たな政治的単位が導入された。後者が支配的になっていくのは、フランス革命戦争が「国民国家は帝国より戦争に強い」と証明して以降とのこと(私は、ナポレオンが素人の市民を徴兵して、傭兵ばかりのプロイセンに勝利したときがその分かれ目かと思っていた)。そして19?20世紀、帝国の属領だった地域が次々と国民国家として自立していく反面、各帝国は崩壊していく。
なるほどと思ったのは、ウクライナ戦争に世界的関心が集まるポイントは「政治的正しさ」(political correctness)であるということだ。すなわちゼレンスキー大統領は、国際社会に向けて「我々は、自国領土や市民の自由と権利を守っているだけではなく、この戦いを通じて、世界中の人々の自由と権利をも守るためにも戦っているのだ(=上位の価値)」とのメッセージを発信している。それ故に世界中の市民から支援が殺到したが、対してロシアはNATOの東方進出で自国の安全が脅かされたという「戦争理由」を掲げるだけで、それはロシアの国益にしか関わりがない。ロシアは今回「力による現状変更」に踏み切ったことで「越えてはならない一線」を越えてしまった。
氏は、アメリカについて「自分の手は汚さずウクライナに激しく抵抗してもらって、ロシアの兵員兵力が損耗し、経済制裁でデフォルトに陥り、国際社会で孤立した二流国に転落するシナリオを期待しているだろう」と言う(中国は厳しい立場に置かれており、台湾侵攻は遠のいたのではないか?)日本は「帝国の属領」になるのか「独立した国民国家になるのか」と言えば、日本は「アメリカ帝国の属領」であると。独立を目指すのが不可能なのは、今の日本人には「総力戦」を戦う力がないからだと。それでも独立を目指したいというのならば、「我々はどういう世界を目指すのか」という理想を問い直すべきだと(それは憲法前文にすでに書かれているだろう)。
4月26日付け日経新聞オピニオン「抗うウクライナ、日本に教訓」(秋田浩之)にも大いに共感した。まとめると、?有事では同盟の有無が明暗を分ける、?自力で防衛する力と意志がないと、他国の支援は得られない、?政治リーダーによる優れた国民と軍の統率力が戦況を大きく左右する。ことに?。ウクライナは、大統領以下国民が国の独立を守るために必死で戦っている。民間人の殺戮を止めるためにすぐに停戦だ降伏だと言うのはたぶん日本人くらいだろう。国の独立をまさに死守しようとする姿勢こそが世界中の共感を呼び、支援を集めている。同盟国に自国の防衛を丸投げするような国を、同盟国すら守ってくれるはずもない。いわんや他の国々はそっぽを向くだろう。もっと以前に向き合わなければいけなかったはずの冷徹な現実を、ウクライナ戦争は我々に突きつけている。
カテゴリー: 最近思うこと
ウクライナ戦争に改めて思うこと はコメントを受け付けていません
『急逝した母の遺産相続。どうしたものかと困っています。』
カテゴリー: 執筆
『急逝した母の遺産相続。どうしたものかと困っています。』 はコメントを受け付けていません
ロシアの皇帝は世襲でなくてよい…?!
20年位前のこと、ちょっと歴史に詳しそうな人がいると必ず聞いていたことがある。「なぜエカテリーナは全く血縁がなくて皇帝になれたのか、分かりますか?」。誰も答えてはくれなかった。そんな疑問、誰も持っていなかったようなので、いつしか聞くのを忘れてしまっていた。それが数年前、ひょんなことから氷解したのである!
答えは──エカテリーナだけではない、ロシアでは皇帝は世襲とは限らないのである。エカテリーナ女帝があまりに偉大だったので、囚われていたのが誤りだった。あまりに暴力・拷問が過ぎてイヴァン雷帝と呼ばれているイヴァン4世(15?16世紀)はリューリフ朝だったが、跡継ぎの次男は自分で殺してしまうし、三男は頭が足りなくて、あとが続かず、まさに混沌としていた。17世紀にロマノフ朝が興ったが(?1917年、ロシア最後の王朝である)、ロマノフ家というのは名門の一族で、雷帝の最初の妻の出所である。その3代目が大北方戦争に勝利して(それまではスウェーデンが最強国であった)、ロシアの西洋化・近代化を初めて成し遂げたとされるピョートル1世(大帝)である。言わずと知れた、プーチンが最も尊敬する男である。
ピョートルは2メートルある大男であった。親が決めた最初の妻が気に入らず、修道院に幽閉し(男子が1人育ったが、後に殺害)、自分は適当に女を見つけた挙げ句、なんと農民出身の女中であった女を大変気に入って秘密結婚する。この女は12人も出産したが、うち無事に育って大人になったのは女2人だけ。ピョートルが50代で亡くなったとき、後継は決まっておらず遺言もなく、結局なんと、この未亡人(名前をロシア式にエカテリーナと名乗っていた)が帝位を継いだのである! ありえない! 血縁がないどころか、農民出身で教養もない女が、この身分制の時代に、である。
他のヨーロッパ諸国ではありえないことである(もちろん日本やタイなどでもありえない)。イギリスの王朝もフランスの王朝もその他、どこもあれこれ変わったが、すべて根っこは同じ所に起因する。直系が途絶えると(直系が永遠に続いた試しはない!)弟か、それが無理なら従弟かとにかく近い所に戻って、そこからまたスタートするので別の王朝名になるにしろ、である。フランスは女性を王位につけないが、摂政はOKである。しかし、エカテリーナ1世は血縁もゼロだし、息子もいないので摂政にもなれない。
彼女は40代で亡くなる。その後は、大帝が殺害した一人息子の遺児(つまり孫)がピョートル2世として即位するが、まもなく死亡。そのあとは、大帝の腹違いの兄の系列に皇位が移り、姪が女性摂政として辣腕を振るうが、大帝の次女エリザベータが軍を率いてクーデターを起こし、皇位を奪取する。この女性、当時のオーストリアのマリア・テレジア女帝とフランスのポンパドール夫人(ルイ15世の公娼)と組んで、プロシアのフリードリッヒ大王に対抗したペチコート同盟で知られる。40代で亡くなったとき、彼女の後継は決まっていた。ドイツ貴族に嫁いだ姉アンナの遺児ピョートルである。つまり彼が3世。
ピョートル3世は低脳気味で、おもちゃで兵隊ごっこをするのが何より好きだったらしい。フリードリヒ大王に心酔し、軍隊もプロシア式に変えて、皆から離反されていたという。エリザベータは、ピョートルに賢い女をと、ドイツの片田舎の貴族を選ぶ。それがロシア名エカテリーナである。ピョートルは不能だったらしく、浮気が公認され、エカテリーナは跡継を産むが、姑に取り上げられてしまう。そしてピョートル3世即位。その後、軍隊を引き連れてクーデターを起こして、夫を幽閉(後に病死を装って殺害)、エカテリーナ2世として即位する。ロシアの血どころか、彼女は生粋のドイツ人である。以降の公私ともに華々しい人生はすでに知られたところである。
なぜ、血縁である必要がないのか? 結局のところ、あの恐ろしく広い国土の各地には数え切れないほどの豪族なり貴族がいて、それぞれに土地を支配・管理しているのだから、その力のバランスの上に成り立つトップは、血統という以上に、そもそもの力がないと無理なのではないか。そしてプーチンは、歴史家でもあるらしい。地縁も血縁も全くない自分でも、まとめる力があり、皆に支持されている以上、皇帝になれると考えているのではないか。スパイから国のトップに立って、すでに20年。その「妄想」は限りなく強固なものになっているであろう。ウクライナもジョージアもその他大勢、彼らは自分にひれ伏すべき存在であると信じてしまっているのではないか。
昨日昼は、この近くを、最後の桜を見ながら散歩した。暖かくて大変気持ちが良かった。それがどんなに幸せなことか、毎年感じることではあるが、今年はよけいに、骨身に染みて実感している。一人の殺人事件だけで、大変なことだと思っているのに、まさに大量の殺人事件が、当たり前のように起こること。それが戦争なのである。戦争犯罪、という言葉すらとても軽く感じられてしまう。
カテゴリー: 最近思うこと
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