『貸家を取り壊したいのですが、住人に退去してもらえません』

自由民主党月刊女性誌「りぶる11月号」

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秋が来ました…事務所(及び自宅も)大整理中,グレイヘアになりました

10月に入っても異様に暑かったが,昨日からようやく秋である。この間永田町は大激変,9月29日岸田新総裁誕生,そして今月4日には岸田新総理誕生となった。明日衆院が解散される。総選挙は来月との噂だったが,岸田総理の英断でずいぶん早まり,31日(日)施行である。任期満了が今月21日なので出来るだけ空白を短くしようと考えたのだろうと思う。それは良いことだが,選挙当事者には慌ただしいことこのうえないはずだ。ことに公認問題の決着がついていない複数の選挙区はどうなるのだろうと思う。

それとはなんの関係もないのだが,思い立って,事務所の大整理を始めた。早いもので,開設して17年余。事件記録もずいぶん溜まっている。そもそも委任契約による記録保存義務は7年で,事件終了時に原本など預かっているものはすべて返却済みである。自分が作った訴状・準備書面などはパソコンに残しているし,あとは判決などをPDFに取って残しておけばよい。事件記録はもちろんそのまま捨てるわけにはいかず,シュレッダーにかけるので大量になり,何度かに分けて捨てざるをえない。振り返って,もっと随時,整理しておけばよかったなと思うが,仕方ない。本やその他資料なども大量にあり,それを言うなら自宅にも大量にある。本当に何やかや溜まるものである。まあ,それが生きてきたということか…。

本や資料はもちろん,ことに自分が掲載された雑誌・新聞などはいったん読み出すと,時が止まってしまう。そこに書かれたことだけではなく,その頃の様々な思い出が蘇ってくるのだ。いけないいけない,こんなことをしていると,いつまでも整理は終わらない…。えいやっ!見なかったことにして,最初からなかったことにして,一気に捨ててしまうに限る。思い出は私の中にあるので,それで充分…だ。一部原稿だけはPDFに取ってアップするという方策である。

実は,今年思い切ってカラーを止め,グレイヘアにしている。長年通っている三田(田町)の美容師が2月末,「佐々木さん,こんなことを言ってはなんだけど,グレイヘアにしても似合うのじゃないかなあ」と言い出した。全般に白髪が7~8割になるとグレイヘアに向くらしい。白髪になり始めたのは人と比べてそれほど早くはなく,多くなったのはここせいぜい数年のことだろうと思う。「じゃ,そうします!」と即答したので,美容師のほうが驚いたようだ。そのあと一切,染めていない。

半年や1年かかると言われ,実際しばらくカチューシャをしたりその他で鬱陶しかったが,5月末に思い切って短く切ってもらったら,カラー部分と地毛部分のメッシュ状態となって,お洒落だねえと言われるようになった(とにかくこの美容師はわざわざ遠くからも来るくらい腕が良いのだ)。7月半ばには完全なベリーショートにして地毛のみとなった。カラーにかかる時間も費用も不要,カラーをしないので髪は傷まないし,生え際が白くなったかなあなど気にしなくてよいし,カラーが汗でつくこともないのでかつて愛用していた帽子を平気で被れるし,いいことずくめである。黒髪が恋しいなんて,ちっとも思わない。人間は変化するのだし,それを受け入れていくのが人生だと思うのである。

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夫婦別姓賛成論(2010年の古い原稿ですが,状況変わらず)

私の夫婦別姓論──「日本の論点」2010年(文藝春秋編)

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『婚約者の男性が投資物件のオーナーだったのですが・・・』

自由民主党月刊女性誌「りぶる10月号」

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皇室も永田町もメチャクチャである…

当ブログでもしつこいほど非難してきたが、眞子さん、今年中に小室と結婚し、アメリカに行くそうである。納采の儀はもちろん、結婚式もしない(もっとも小室家には使者がいないので納采の儀は出来なかったし、帝国ホテルでの!結婚式などするお金もなかった)。規模はともあれ、一般家庭でも結婚式くらいは普通するのに、皇女たるもの歴史に残る大汚点である。1億4000万円だかの結婚一時金を辞退の方向と言っているが、小室母子がそれに納得するはずもなし、支給する旨議決されたので云々、で結局のところ貰っていくのではないかと思っている。

いずれにしても、まさか大事な娘を飢えさせはしないだろうから、秋篠宮家では非公式にお金は送り続けるのであろう。小室母子、してやったりである。小室母にはもともと詐欺疑惑その他満載のところにもって、最近でも労災保険詐取疑惑などが持ち上がっている。検察庁にいたのでその種の人も扱ってはきたが、一般社会には普通はいない人であり、規範意識が根本的に欠如しているというほかはない。そんな母親の遺伝及びそうした環境下で育てられた息子がどのようなものか、これまでもいろいろな事実によって証明されてきたように思うのだが。普通の人(家)であればこれまで続々出てきた疑惑のうちの一つだけでも十分引くだろうに、それがどうした?!という感じなのだ。こうなると、本人たちにも、普通にあるべき規範意識が欠如しているとしか考えられない。

庶民でもほぼ引く、こんな結婚を裁可したのは上皇である。もともと身辺調査さえしなかったお粗末さはいうまでもないが、婚約破棄が出来うる事実が次から次に露わになった以上、この裁可は当然取り消されるべきだった。しかし天皇も、見るからに我関せずである。こわい。事は秋篠宮家の失態に留まり、その娘が不幸になるだけ、では済まないのだ。秋篠宮は次の天皇だし、その息子はその次の天皇である。この一家は尊敬できない、なんていうような生やさしいものではなく、皇室なんて要らない!という声が大きくなってくるのは必定だ。ただでさえメンバーが少なくなり、男子が絶えることが必至な皇室にあって、子供を正しく教育し、皇室の繁栄を図るという指針が全く取られていなかったことに、改めて大きなショックを覚える。

さて、悪あがき一辺倒だった菅さんが今日ようやく白旗を揚げたとの報道が流れ、それを知らせてくれるメールも何通か届いた。とにかく8月下旬以降、「殿、ご乱心!」の事態に永田町は引っかき回されていた。前にも書いたが、総裁選なしでの再選を画策していた菅首相だが(党員による地方選では秋田や神奈川ですら勝てない…)、上がり目はなく、総裁選は実施すると(嫌々ながらも)いったんは決めた。いわく、9月17日告示、29日投開票と。でいながら8月30日には「10月21日衆院議員任期満了だから、10月5日公示、17日総選挙実施(任期満了の場合はその1ヶ月前以内に総選挙を実施すると公職選挙法にある)」との報道が巡るに至る。ありえない! なぜならば9月29日に選ばれた新総裁は国会で首班指名を受けなければ総理になれない。そして組閣するのだから10月5日公示では短すぎてとうてい無理なのだ。この日程は、自分が再選されるとの前提でなければ成り立たない。

岸田さんの公約(自民党人事は3年限度)に触発されて、二階幹事長を変えると言い出したのは、新幹事長に石破ないし小泉といった人気者を当てて浮揚を図ろうとしたのである。だが、新総裁にはお払い箱にされる幹事長職に就く者などいない。悪あがきの末、総裁選の前に衆院解散総選挙をするとの破れかぶれ?案が9月1日には流布したが、すぐに撤回。そんなことをしたら自民党はインチキ政党になってしまい、大敗北は必至である。その他の党役員人事(ついでに内閣改造まで)を目指そうとして、今日自民党総務会で拒否され、総裁選出馬断念となったのだ。結論はいいが、パラリンピック閉会式を待っての6日発表にして欲しかった。立つ鳥跡を濁さず、人間引き際が肝心だ。いくら良いことをやっても最後が悪いとその印象しか残らない。

振り返って、己が総理になる道は本来なかったはずである。内閣ナンバー2(官房長官)としてはよくやれていた。有能だろうと思っていた。昨年9月、安倍さんが総裁任期1年を残して急に辞めたことにより、たまたま回ってきた総裁総理のポストであった。このときの支持率はびっくりするほど高く、そのときに解散を打っていれば大勝し、衆院任期はそれ以後4年あったのだ。なぜそうしなかったのだろう。自ら解散して総選挙に勝利した者と、ただ後任である者とでは、影響力その他全く違うのである。それくらいは長らく永田町にいれば当然分かっていたはずなのだ。

以来1年間、プレゼン能力の欠如などが露呈し出す。外国に出すのは恥ずかしいよなあと多くの人が思い出す。もちろん、誰がやっても、コロナ禍対策は難しかったであろう(非難している野党自身もそのことはおそらく分かっていると思われる)。それでも、現実には失敗しているのだから、謙虚に受け止め、再選など狙わなかったら、こんな無様な結果にはならなかっただろう。8月22日実施の横浜市長選は菅首相不信任投票の体を呈していた。自らの選挙区ですら自民党候補が勝った所は皆無であり、万遍なく野党の無名候補に大敗した。どんな立場であれ、人間、己が見えないのはとても悲しいことである。

岸田さん高市さん、他に誰か出るのだろうか。きっちりと政策論争をして、国及び国民にとって、良い総理が選ばれることを願っている。

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