まことに慌ただしい1週間だった。
29日(月)、党本部にて全国女性部(局)長選対会議を主催。選挙はもちろん、間近に迫った総選挙である。選挙には(根が真面目で一所懸命にやる)女性の力こそが頼みとあって、総務局長(選挙責任者)ばかりか党3役も挨拶に来てくれる。ことに午後冒頭、話題の安倍新幹事長登場、とあってマスコミが押し寄せている。ついでに私の姿もテレビに映り、声まで流れていたと、かなりの人から聞かされた。
30日(火)、午前・午後と参院本会議。開会式当日に行われた総理の所信表明に対する各党代表質問である。
しょっぱなの民主党代表は精彩を欠いたが、続く自民党代表がまるで野党のような批判を展開、野党は野次を飛ばせず、与党も面食らって拍手もできず。しかしこれは、いくら言論の府とはいえ、政党政治の本旨からいって異常事態である。そもそも与党内に野党が存在する構図では、国民は政党を選べない。総裁選も、同じ党なのに候補者の主張がまるで違い、国民の政党離れ、政治離れが加速するはずだと思わされる。
総理には国民の代表者からの質問を真摯に受けとめる姿勢があまり見られず、はぐらかしに終始した感あり、非常に低調な国会論戦となっている。
政務官席は最前列、しかも私はその真ん中。中央列を通ってトイレに立つ勇気もなく、不便な席である。
夕方、厚生労働省にて前任の森田次夫政務官から事務引継ぎの後、課長職以上職員の前で挨拶。
10月1日(水)、気になっていた挨拶周りを敢行。自民党だけでも衆参合わせて約350人なので全部はとうてい回れない。で就任祝いを頂戴したか、厚労関係議員に限ったが、それでも約300人! 3つの会館を、最上階の7階から2階まで順次小走りに歩いて各挨拶をして、それでも合計2時間強。私が4人目という政務官付秘書官いわく「空前絶後の記録」、だろうと思う。日頃心して歩いている成果、ここにあり。
皇居及び8宮家も訪問し、各侍従に案内されて記帳をした。
この挨拶周りは、旧厚生省が日赤など、宮家との縁が深い故だという。東宮御所、三笠宮・寛仁親王・高円宮・秋篠宮各邸は港区元赤坂の同じ敷地内に、桂宮邸は千代田区三番町に、常陸宮邸は渋谷区東に、高松宮邸は港区高輪にある。ちょうど皇太子ご夫妻はお出かけの時、大勢の侍従たちが見送りをしていた。高円宮妃はちょうどお戻りの時、少しお話をさせていただいた。この宮は昨年、47歳の若さで突然逝かれ、葬儀にも参列させていただいた。
記帳は「日付
新任御挨拶
官職名 氏名(1行に書く所と改行は自由の所がある」
緊張はするうえ、正式の筆なので実に難事業だった。ずっと筆ペンしか使っていない。後で同僚政務官・副大臣が「あんな汚い字が終生残るのかと思うと、やりきれない」とこぼしていた。まことに同意。
2日(木)、厚労省にて早速に決裁1件。衆院厚生労働委員会に初めて出席し、大臣以下に続いて挨拶をする。日頃、参院委員会は野次も飛ばず静かでつまらない(?)と聞いてはいたが、実際衆院委員会では野次が飛ぶのである。人数が参院の倍あることも影響しているのだろう。ちなみに私への野次は「ファッションモデルみたいやな」「素敵」……!?
昨3日(金)、毎秋恒例のブロック別女性部会議出席のため宇都宮に。2年4ヶ月と在任が長く大方がの人が顔馴染みとあって、懇親会も大いに盛り上がる。帰宅は午後10時。
今日は夕方六本木で会合出席が1件だけ。気候も良く体調も良く、これ幸いとたまった雑用をこなしている。明日は九州ブロック女性部大会出席のため長崎に(泊)。これまた親しい人が多くて楽しみだ。このように当分の間、前女性局長としての行事が続く。加えて、来る解散後総選挙までの間、大臣、両副大臣、他1人の政務官すべてが衆院議員のため、公式行事に出席する機会が増えるとのことだ(すでに2件)。
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